乳製品は、チルド商品。要冷蔵です。
食品衛生法により、10℃以下でのお渡しが義務付けられています。

ですから、これは当店オリジナルではなく
乳製品宅配サービス業者ならば、至極当然!

★5℃に設定した大型業務用冷蔵庫で一時保管
★マイナス20℃に設定した急速凍結庫で保冷備品を凍結
★全てのお客様に保冷BOXを設置
★シッパー/クールワンシートで宅配中のチルド配送の徹底
★BOX設置環境・外気温を考慮した保冷剤の枚数管理

などなど
近代牛乳屋の必須アイテムである“保冷ツール”を適切に扱い
乳製品の“安全・安心”品質管理に努めています。

と、ここまでは当たり前!
(保冷備品自体を装備していない牛乳屋は論外として)

「適切に扱う」
これは、備品装備の問題でなく、人の問題。

“うちだけ”では、ないとは思われますが
うちでは、それを扱うスタッフの心の育成に力を入れています。


初めて僕がひとりで実験したのが、2011年の夏。
うだるような暑さがつづいた夏。

「これ、こんなに暑くて大丈夫なのか?」
と単純に疑問を持ち、さっそく耐久実験しました。

実験と行っても、極めて簡単なもの

朝から30℃、日差しの厳しい酷暑日を選び
南向き、直射日光、コンクリート上という最悪な環境にBOX設置
BOXは保冷剤2枚と3枚を入れる2ヶ用意
空ビンに水温計と水を入れた実験用ボトルを数本用意
朝9;00に各BOXにボトルをお届け
以降、15時/17時/19時/21時に水温を計測

といった内容です。

結果は、保冷剤2枚でも夕方まではOK!
保冷剤3枚あれば、夜7時、10時間はOK!
10℃以下をキープしました。

保冷剤4枚入れれば、12時間以上置いても大丈夫。
品質は守られるという手ごたえを得ています。

しかし、これでは「心の育成」ではない・・・
腑に落ちたのは、社長の僕だけです。

もちろん、記事にしたり、周知徹底をしましたが
現場のスタッフがこの手ごたえを自ら感じ
現場で創意工夫し実践できなければ意味がありません。

ご安心下さい。

「社長!これ本当に保冷大丈夫なんですか?」
「じゃあ、やってみなよ!」

スタッフ自ら、疑問をもち今年、みんなで実験をしました。


百聞は一見にしかず

心の育成には時間がかかります。
が、業務で命令されるのと
自らが参加し体験するのでは大きな差があります。

「こうすれば、お客様の安全と安心は大丈夫だ」

スタッフひとりひとりが、この想いで全てのお客様へ宅配できるよう日々、精進しています。

また、2014.6月にmeijiの工場見学へ行ってきました。


工場の製品づくりにかける情熱。
並々ならぬ安全・安心・衛生管理の徹底。

を肌で感じとって来ました。

このような体験型学習を通して
製品を適切に扱えるよう

スタッフの心を育成し続けます。